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ママ薬剤師は最強って本当?子育てとの両立しやすい働き方を徹底解説!

りこ

ママ薬剤師は最強です。

「子育ても仕事も、どちらも大切にしたい」と願うママ薬剤師の皆さん。国家資格を持ち、専門知識を活かせる薬剤師という仕事は、実は子育てとの両立に多くの可能性を秘めています。しかし、現実は理想通りにいかないことも多く、悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ママ薬剤師が直面しがちな悩みや強み、そして子育てと両立しやすい多様な働き方、気になる収入事情までを徹底解説します。あなたに合った「最強」の働き方を見つけるヒントが、きっとここにあります。

この記事を書いた人
りこ
  • 男の子2人を育てる30代ママ薬剤師
  • 夫との結婚を機に転職し年収UP
  • 育児と仕事の両立に疲れパートへ切り替え
  • ゆるくのんびり働きたい
目次

ママ薬剤師の悩み…子育てとの両立は?

薬剤師として社会に貢献したい、キャリアを築きたいという思いと、母親として子どもの成長をそばで見守りたいという願い。

多くのママ薬剤師が、この二つの大切な役割の間で、日々奮闘しています。しかし、子育ては予測不可能なことの連続。仕事との両立に難しさを感じる場面も少なくありません。

ママ薬剤師の悩みランキングTOP3

実際に、多くのママ薬剤師がどのような悩みを抱えているのでしょうか。ここでは、特によく聞かれる悩みを紹介します。

➀子育てと仕事の両立に限界を感じる

仕事と育児、そして家事。完璧にこなそうとすると、心身ともに大きな負担がかかります。「今日も時間に追われてばかりだった」「どちらも中途半端になっている気がする…」と自己嫌悪に陥ってしまうことも。特に、勤務時間と子どものお迎えや行事の時間が重なったり、急な残業や休日出勤に対応できなかったりすると、職場への申し訳なさと家庭との板挟みで苦しくなることがあります。

また、子どもの突然の発熱などで仕事を休まざるを得ない状況は、同僚に迷惑をかけてしまうのではないかと気を使う大きな要因の一つです。体力的な限界を感じ、精神的にも疲弊してしまうママ薬剤師は少なくありません。

②収入をある程度確保したい

薬剤師という国家資格を持っている以上、専門性に見合った収入を得たいと考えるのは自然なことです。「夫の収入だけでは、将来の子どもの教育費や万が一のことを考えると少し不安…」「もっと稼いで、家計の基盤をしっかりさせたい」という声も多く聞かれます。

子どもが成長するにつれて、食費、学費、習い事の費用など、出費は増え続ける一方です。薬剤師としてのスキルを活かし、経済的な安定も手に入れたいと願うママ薬剤師にとって、収入は働き方を考える上で重要なポイントとなります。

③フルタイムで続けるかパートに切り替えるか悩む

「薬剤師としてキャリアを積んでいきたいけれど、子どもとの時間ももっと大切にしたい」。この葛藤は、多くのママ薬剤師が抱える大きな悩みです。フルタイムで働き続けることでキャリアを継続できる一方、子どもと過ごす時間が減ってしまうのではないかという不安。パートに切り替えれば時間的な余裕は生まれるものの、収入減やキャリアアップが止まってしまうのが懸念されます。

自分にとって何が最適なのか、どちらを優先すべきなのか、簡単には答えが出ません。特に、子どもの成長段階によっても悩みは変化します。「小さいうちは手がかかるからパートが良い」という意見もあれば、「学童期以降の方が精神的なサポートが必要だから、時間の融通が利く働き方がしたい」という声も。家庭の状況や子どもの成長に合わせて働き方を見直すタイミングで、この悩みは何度も再燃しやすいと言えるでしょう。

【最強説】ママ薬剤師におすすめの働き方!

子育てと仕事の両立に悩むママ薬剤師の皆さんですが、実は薬剤師という資格は、多様な働き方を選択できる強みがあります。ここでは、ママ薬剤師におすすめの働き方をご紹介します。それぞれのライフスタイルや価値観に合った働き方を見つけるのが、最強のママ薬剤師への第一歩です。

➀柔軟な勤務形態が魅力な「パート・アルバイト」

勤務時間や曜日を比較的自由に調整しやすく、家庭との両立を重視したいママ薬剤師にとって、パート・アルバイトは代表的な働き方です。「午前中だけ」「週に数日だけ」といった希望も叶いやすく、子どもの保育園や幼稚園の送迎、学校行事などにも柔軟に対応できます。夫の扶養の範囲内で働きたいという方や、子どもの成長に合わせて徐々に勤務時間を増やしていきたいという方にも適しているのが、この働き方です。

また、出産や育児で一度現場を離れていた方が、ブランクからの復職を目指す際にも、無理なく始めやすいというメリットがあります。

②安定とキャリアを両立できる「時短正社員・契約社員」

「安定した雇用や福利厚生は維持したいけれど、フルタイム勤務は体力的に厳しい…」。そんなママ薬剤師には、2つの主な選択肢があります。1つは時短正社員で、正社員としての身分を保ちながら、1日の勤務時間を短縮して働ける制度です。もう1つは有期雇用の契約社員で、雇用期間に定めはあるものの柔軟な働き方がしやすい場合があります。

給与や賞与はフルタイムに比べて減額されることが多いですが、社会保険が適用され、有給休暇や育児休業制度なども利用できる場合が多いのが魅力です。キャリアを完全に手放すことなく、子育てとのバランスを取りたいと考えるママ薬剤師にとって、有力な選択肢となるでしょう。企業によっては、育児支援制度が充実しているところもあり、より働きやすい環境が整っていることもあります。

③専門性を活かせる「派遣薬剤師」

パートやアルバイトよりも高い時給で、効率的に収入を得たいと考えるママ薬剤師に知っていただきたいのが、派遣薬剤師という働き方です。特定の期間やプロジェクト単位で働くことが多く、短期間で集中して稼ぎたいというニーズにも応えられます。様々な調剤薬局やドラッグストア、病院などで経験を積めるため、スキルアップやキャリアの幅を広げることにも繋がります。

また、派遣会社が仲介役となるため、勤務条件の交渉や就業中に困ったことが起きた際のサポートも期待できる点は、安心して働く上で大きなメリットと言えるでしょう。

ママ薬剤師が最強と言われる理由とリアルな収入を公開!

なぜ「ママ薬剤師は最強」と言われるのでしょうか?ここでは、その理由を深掘りするとともに、行政機関のデータを基に、気になるリアルな収入事情についても分析します。ただし、ここで示す収入はあくまで全国平均や一例であり、勤務先の地域、企業規模、経験年数、保有スキル、そして個々の契約条件によって変動することを念頭に置いてください。

ママ薬剤師が最強と言われる5つの理由

ママ薬剤師が最強と言われるのは、以下の5つの理由からです。

  • 国家資格があるので、ライフステージに合わせて働ける
  • 柔軟な働き方の選択肢と比較的高い収入が得られる
  • 高いコミュニケーション能力がある
  • マルチタスク能力と時間管理術が優れている
  • 生活者視点と実践的な知識が豊富である

薬剤師資格は、一度取得すれば生涯有効な国家資格です。出産や育児で一時的に現場を離れても、再就職しやすいのが大きな強みになっています。調剤薬局、ドラッグストア、病院、企業など、薬剤師の働く場は多岐にわたり、それに伴い雇用形態も正社員、パート、派遣など様々です。自分の生活スタイルや子育ての状況に合わせて働き方を選びやすく、かつ専門職であるため、他と比較しても時給が高い傾向にあります。

患者さんやお客さんへの服薬指導や健康相談、医師や看護師との連携など、薬剤師の仕事は日々多くの人と接します。この経験を通して培われる高いコミュニケーション能力は、子育てにおいても、例えば子どもの気持ちを理解したり、学校や地域との関わりを円滑にしたりする上で大いに役立つでしょう。

また、限られた時間の中で効率的に業務をこなすために、薬剤師は自然とマルチタスク能力や時間管理術が身についています。このスキルは、育児と家事、仕事を両立するときには不可欠であり、ママ薬剤師の大きな強みです。

自身の子育て経験や日常生活から得られる「生活者としての視点」と、薬や健康に関する「専門知識」。この両方を持ち合わせているママ薬剤師は、患者さんに対してより共感的で、実践的なアドバイスが可能です。例えば、自身の子どもが病気になった時の経験から、薬の飲ませ方の工夫や、親としての不安な気持ちに寄り添った説明ができるなど、教科書だけでは学べない実践的なスキルが身についています。この独自の強みが、職場でも家庭でも活かされるのです。

さらに、子ども自身も少し大きくなると、病気のことや薬の必要性について話せば理解できるようになります。母親が薬剤師であることで、子どもが自分の健康や薬に対して正しく向き合う手助けができるのも、ママ薬剤師ならではの強みと言えるでしょう。

【働き方別】ママ薬剤師のリアルな収入を公開!

ここでは、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」を基に、働き方別の薬剤師の平均年収を見ていきましょう。

働き方年収
正社員542.8万円
パート・アルバイト298.1万円
派遣(臨時勤務)239.5万円

正社員

女性薬剤師全体としての平均年収は、2023年の賃金構造基本統計調査によると542.8万円です。正社員は、最も安定した収入とキャリア形成が期待できる働き方と言えるでしょう。賞与や昇給、退職金制度などが整っている企業も多く、長期的な視点で見ても経済的なメリットは大きいです。

しかし、フルタイム勤務が基本となるため、子育てとの両立には体力的な負担や時間の制約が伴います。その結果、育児支援制度の活用や、後述する時短勤務へ移ったり、他の柔軟な働き方を選択したりするママ薬剤師も少なくありません。

時短正社員・契約社員

時短正社員や契約社員の薬剤師に限定した公的な集計データは、残念ながら公表されていません。給与算出方法は企業によって異なりますが、多くの場合、フルタイム正社員の給与を基準に、短縮された勤務時間に応じて按分して計算されます。

例えば、フルタイムの所定労働時間が1日8時間で月給32万円の場合、1日6時間に短縮すると、給与は「32万円 × (6時間 ÷ 8時間) = 24万円」といった形です。賞与も同様に、勤務時間や貢献度に応じて減額されることが多いようですが、企業によっては独自の査定基準を設けていることもあります。昇給に関しては、フルタイムの社員と同様の評価基準が適用されるか、あるいは時短勤務者向けの評価制度が設けられているかなど、企業の方針により異なります。

パート・アルバイト

パート・アルバイトの薬剤師の平均年収は、2023年の賃金構造基本統計調査から算出すると、約298.1万円となります。これは、1日の実労働時間6.0時間、1か月の実労働日数14.1日という平均値に基づいています。年収で見るとフルタイム正社員と比較して見劣りしますが、勤務時間や曜日の自由度が高く、子育てや家庭の状況に合わせた柔軟な働き方が可能です。

ちなみに、国税庁の同年の民間給与実態統計調査によると、正社員(正職員)以外の労働者全体の平均年収は202万円であり、これと比較すると、パート・アルバイトの薬剤師は平均よりも高い収入を得ていることがわかります。

派遣薬剤師

派遣薬剤師(臨時労働者)の平均年収は、2023年の賃金構造基本統計調査のデータから算出すると、約239.5万円です。これは、1日の実労働時間6.8時間、1か月の実労働日数14.6日という平均値に基づいています。平均年収の比較では、派遣薬剤師の年収がパート・アルバイトより低い結果となっていますが、集計対象労働者の契約期間の短さや月間の総労働時間、ボーナスの有無などが影響している可能性があります。

一般的に、派遣薬剤師の時給はパート・アルバイトよりも高く設定される傾向にあり、働く期間や時間を調整することで、効率的に収入を得られる働き方の一つです。

参照:令和5年賃金構造基本統計調査|一般労働者|職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)

まとめ|働き方を変えられるママ薬剤師は最強です!

子育てと仕事の両立は、決して簡単なことではありません。しかし、薬剤師という国家資格を持つママ薬剤師は、ライフステージの変化に柔軟に対応できる「最強」の武器を持っています。フルタイムでキャリアを追求する道、時短勤務でバランスを取る道、パートや派遣で時間にゆとりを持つ道。

どれが正解というわけではなく、あなたとあなたの家族にとって最適な働き方を選ぶことが何よりも大切です。

時には悩み、立ち止まることもあるかもしれません。しかし、薬剤師としての専門知識と経験、そして母親としての愛情と強さがあれば、きっと乗り越えていけるはずです。この記事が、あなたが自分らしい働き方を見つけ、笑顔で毎日を過ごすための一助となれば何よりです。

りこ

ママ薬剤師の可能性は無限大。自分にあった働き方を探してみよう!

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